Herb&Aroma kumincureのかくもとくみです。
緑の力を暮らしに活かすコツを日々実験しつつ、講座でお伝えしています。
香港で食べた【枸杞桂花糕(きんもくせいとクコの実ゼリー】というデザートがおいしかったので、再現しました。
実は、隣の席に座っていたご夫婦がとても親切にしてくださり、「どうぞ」とくださったのです。このやさしさを忘れないためにも、香港の思い出をカタチとして残しておきたい。
食べた場所は香港・深水埗(サムソイポー)にあるミシュラン一つ星レストラン本店の飲茶 添好運(ティムホーワン)。朝9時のオープン目指していきましたが、ほぼ満席でした!日本人らしき人は誰一人いない町です。
ティムホーワンは日本の都内にもお店はあります。(私は行ったことないけど)
食べた感動を忘れないうちに何度か試し、本場の味に近づけていきたいなぁ。一番上が試作をした最新となります。
寒天のような固さだったのですが、どこのサイトにも「吉利丁」と記載があり、ゼラチンが定番のようです。
☆2024年1月15日作成
きんもくせいの色も香りもこちらで納得したレシピとなりました!1月11日のものと変えたところは赤字にします。桂花を加えるのを、砂糖やゼラチンを加えた後にしました。
【枸杞桂花糕】
【材料】
枸杞 15g
桂花 3g
砂糖(甜菜糖) 30g
ゼラチン 15g
水 450ml
ラム酒 大さじ1
【作り方】
①枸杞は水でさっと洗う。
②鍋に水と枸杞を入れ60分以上放置した後、5分ほど煮る。
浸してるだけで良い色が出てきます。
③火を止め砂糖とゼラチンを加えてよく溶かす。
④桂花とラム酒を加えて容器に移す。
⑤最後にラム酒を加え混ぜ、固めたい容器に移す。
☆2024年1月11日作成
↓枸杞の量と桂花の量はもっともっと減らしても大丈夫。
もう少しだけゼラチン増やしてもいいかも。
砂糖は、本場はもっと甘いので加えるべきですが、このくらいでいいかなと。
本場はきんもくせいが全体的に散りばめられていましたが、どうしても固めていく途中で下に沈んでしまいます。急冷できれば解決できるのかなぁ。
でも、下に沈んでいるきんもくせいも美しいからよしとしますが加えるタイミングを変えて再挑戦してみようと思います。
【枸杞桂花糕】
【材料】
枸杞 20g
桂花 5g
砂糖(甜菜糖) 30g
ゼラチン 15g
水 500ml
ラム酒 大さじ1
【作り方】
①枸杞は水でさっと洗う。
②鍋に水と枸杞を入れ、5分ほど煮る。
③火を止め桂花を加え、蓋をして3分。
④ゼラチンを加えよく混ぜる。
⑤最後にラム酒を加え混ぜ、固めたい容器に移す。
☆2024年1月9日作成
↓美味しかったのですが、本場はもっと硬かった、桂花も枸杞ももっと少なかった。桂花が少ないのに香りが強いのはお酒を加えているのかな?と思い。次回は家にあるラム酒を加えてみよう。甘味はこれくらいでぴったんこだけど、砂糖の量多いなぁ。
枸杞 40g
桂花 7.5g
砂糖(甜菜糖) 50g
ゼラチン 10g
水 500ml
桂花茶(金木犀)
モクセイ科
主要成分
パラハイドロオキシフェノール 鎮静作用
パルミチン酸 美肌作用、抗酸化作用
リナロール リラックス効果
きんもくせいが咲く季節になると風にのって香りがしますね。よく収穫しても香りが残らないと聞きますが、香りがあるのは「つぼみ」です。花開いたら香りは蒸散して残りません。きんもくせいの樹木が香るのは咲いている花ではなくつぼみです。
今回至急作りたくて中華街で買い求めましたが、きんもくせい20gで1000円弱でした。
枸杞(ゴジベリー)
ナス科
中国古来の生薬で、その効果は“補肝腎,生精血,明目(眼)”であり、中国古典薬物書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』には「筋肉をしっかりさせ、身を軽くし老いない」強壮薬であると書かれています。日本では平安時代から貴族の間で利用されてきました。「最良の薬也」と貝原益軒により紹介されています。夏目漱石の小説『草枕』の一節には、「家の南面に枸杞(くこ)の生け垣を植えると、病人が出ない」というくだりが見られ、昔から人々に親しまれてきたんだなぁと感慨深いです。なのにかつての私は、「切っても切ってもすぐ成長する雑草。虫によく食べられる葉っぱの雑草だなぁ」と名前を知ろうともしなかった。それがクコだとわかった瞬間に雷が落ちました!我が家にある雑草はもしやお宝がたくさんあるかも!ってね。
何度も挿し芽を成功させてます。挿し芽で増やしたいと思う方はどうぞ♪我が家の枸杞の子孫を差し上げます。
枸杞の花は小さくてかわいいです、
☆調べたこと
クコの実は、長く煮すぎると酸味がでてきますので、煮るのは15分以内がよいそうです。
ちなみに香港・深水埗(サムソイポー)は問屋街や市場があります。
魚はすべて生きたまま売られていました。(ぴょんぴょんはねてます)(カエルも紐でくくられ、びょんびょんしてました)
鶏はコケコッコーと生きたまま。
お客様が「この鶏を」と選び、奥でさばいているのを待つ人の行列。
命をいただく
私たちは生き物の命をいただいて生きていることを改めて感じさせてくれました。
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