おはようございます。緑のチカラを暮らしに活かすHerb&Aroma kumincureのかくもとくみです。湘南でハーブインストラクター資格養成講座を初級・中級・上級と開講しております。
ハーブだけではなく、野草や樹木など植物全般に興味があります。中でも「ワタ」を育てれば育てるほど、知ればしるほど魅了されております。「ワタ」とは「コットン」「棉」「綿」「木綿」とも呼ばれており身にまとう衣服など日常生活に古くから私たち人間は活用していますね。
ワタとはどんな植物なのでしょう?
どうやって育てるのでしょう?
ご興味がある方はぜひ最後までお読みください。
ワタはオクラや芙蓉、ローゼルと同じアオイ科の植物で一年草です。5月に種まきをして9月頃花が咲き、10月11月に綿花ができ収穫します。
ワタとは
学名 Gossypium hirsutum L
英名 cotton plant
科名 アオイ科ワタ属 一年草
見頃 花:9月頃 綿花:10月~11月頃
棉と綿の違いってわかります?
棉=種から大地に育っている状態。木へんです
綿=ふわふわしたワタの状態 糸へんです
棉は毎年5月の新月近くになるとまきごろです。今年で何年目になるのかなぁ。たくさんたくさん、山のようにワタを育ててます。しかも4種類の色の棉の種を友人からいただきました。最初はほんのわずかだったのが、あれよあれよと増えましたよ!
種のまきかた
前準備
種をまく前日に種を水にひたしておきます。(発芽率をよくするため/小皿などを使うと便利です)種まきする直前に手で軽く水気を絞って草木灰にまぶしましょう。(草木灰をまぶさなくてもよいですが発根率がよくなります)
種まき用の土か赤玉小粒などの雑菌のない土を小さな鉢にいれておき、種をまく前に土を十分に湿らせておきます。直植えの場合はあるがままの土で大丈夫ですが、種まきする2週間前までには土を堆肥とともに30㎝深さほど耕しておきましょう。
いよいよ種まき
指の一関節ほどの深さ(2~3センチ)の穴をあけます。
そこに種を3粒ほどおき、土をかぶせて指で軽く押さえます。
ジョウロで水を与えます。
種まきして2週間でこんな感じ。
発芽率が悪いものも中にはありますね。
ここまで発芽したら地植えやプランターに移しましょう。
根っこがとても重要なので、根っこをなるべく触らないようにそーっと移しかえます。
梅雨になるまでは土が乾かないように水まきしてください。梅雨の間はほとんど成長していないようにみえますが、根っこづくりに励んでます。梅雨明けとともにグーングングンと成長しますのでじーっと我慢して成長をお守りください。
ワタはオクラや芙蓉、ローゼルを育てたことある方ならば簡単に同じように育てられます。育ててみたいと思いませんか?
花の時期はそれはそれは美しいですよ。
7月下旬にこんな繊細で可憐な花が咲き始めました。
ワタの花は一日花です。今日見た花は明日にはみることができません。
ひとつの苗でもいろんな色の花を咲かせることがあります。
私の身長くらいに大きく成長します。
実ができてはじけてきます
もうすぐはじける姿だよ
こうなったら収穫!
ここまではじけたら収穫してくださいね!落ちちゃいます!
秋の毎朝の日課ははじけているワタ探しです♪
10月から12月はワタの収穫時期。
このワタの中に種がたーくさん入っています。
よくほぐしてきちんと乾燥させてください。一か月ほど乾燥させたらワタと種を取り除く作業に移ります。
手で種取りをしてもよいのですが、莫大な時間が必要となるし、もしこのワタを糸にしたい場合は手の油がついてしまい、上手な糸にすることが難しくなります。
綿くくりという機械があります。(この機械3万円以上します)
座布団やお布団がぺちゃんこになっちゃったら「業者さんにワタ打ちしてもらう」とふわっふわに戻ります。
こういうのも手作業なんですよ!
ふわっふわの状態になったらよーやく糸づくりの作業に入れます。
スピンドルという道具がありますが、100均の材料でも作ることができます。
糸にしたものでしおりやコースターを作ってみましょう♪
クミンキュアの和香葉のハーブ畑では4種の色の綿を育ててます!
和綿と洋綿があり、和綿は質感が少し違うのが触ってわかります
もう何年毎年育てているでしょうか。
ワタの状態をお客様にお見せするたびに「わー!」という感激の声のあらしで私はうれしいなと思うのです。
ぜひ来年は子育てママたちもプランターに1つでもワタを育ててみてください。机の上で理科の勉強をするよりも。。。
実体験ははるかに身になります。
子供たちもワタのタネ取りにはまってくれました。
https://youtube.com/shorts/7vI_LaDQ5AY?feature=share
最後に!
ワタを収穫したら、根っこは残したまま地上にでている部位をカットしましょう。(根っこはなるべく抜かずにいずれ土になりますし、土壌の微生物のために根っこは残しておきましょう)
冬は小松菜やインゲンなどの苗で育てていたワタの場所を有効活用いたしましょう。
収獲した種はまた5月に植えましょう。ここで数年種を保管しても発芽率が落ちてしまいます。必ず翌年には種まきしましょう。
1粒の種から何百個のタネができます。ぜひお友達に種をプレゼントしてワタを多くの人が育てられるようになってもらいたいです。
自然のサイクルをワタを通して感じていただけたらうれしいです。
種がたくさんあったので、長久保公園に寄付をして育てていただきました。そのワタを使ってワタ講座を開催させていただきました。
小学生の方から年配の方まで幅広い方々がご参加くださいました。
お子さんの発想力にみなさんも感嘆!
オオマサリ(ピーナッツ)がサンタのそりになったり。
鳥の巣に卵があるように見立てたり♪
すごいなぁと感じます。
ミニリースにはハニーサックルを使い、ひとつひとつ手作りのリースの土台を作りました。
私はサンタさんだと思ったのですが、後日談で、これは妖精ノームだよと参加者の方のお子さんが指摘くださり、教えてもらいました。
そーなんだ!調べると。。。
ほんとだ!
帽子に白い線があるとサンタさんですが、白い線がないのはノームという妖精♪
この妖精、幸せを呼ぶそうですよ♪妖精について調べていくのも面白かったです。
レモングラス飾りにもワタを使うと豪華ですね♪
クミンキュアはハーブインストラクター資格養成校となります。
湘南でハーブを実践的に学びたいのならばクミンキュアのハーブ教室をお選びください!3年間継続(上級校)できる場所は全国でも数少なく神奈川初です。通ってくださる方には特典を多数用意しています。
ハーブを机上で学ぶよりも実践ありきの講座のため、アウトプット力が鍛えられます。
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最後まで読んでくださりありがとうございます!
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