おはようございます!
緑のチカラを暮らしに活かす「Herb&Aroma kumincure」の角本久美(かくもとくみ)です。大地に根付く植物を育て活用してます。特に日本のハーブを暮らしに活かす楽しさを日々感じてまして、育てた藍をフレッシュのまま染色する方法をお伝えします。
染めは、植物の命をいただき色を出すものと教わりました。藍染めは世界中で行われておりますが、蓼藍を使う藍染めは日本独自のもの。江戸時代にイギリス人が日本を訪れた時に、あちらこちらに藍染めが干されていたのをみて「ジャパンブルーだ」と感じたそうです。ジャパンブルーとは藍からきているのです。
乾燥された藍はみなさんおなじみの紺色になりますが、フレッシュの藍染めはスカイブルーの明るい青色になります。染めたいものの量に対して藍の量の違いで薄い青から濃い青と青色が変わります。
染めるスカーフの量に対して2倍、3倍、4倍で色の変化が写真で感じていただけますか?
【材料】
シルク生地のスカーフ(約30㎝×120㎝ならだいたい18g) 1枚
蓼藍の新芽の葉 シルク生地の2倍から4倍量
水 400ml~500ml (ミキサーが回る程度で多すぎないよう気を付ける)
ジップロック
洗濯網、ゴム手袋
ミキサー、洗面器、雑巾等用意しておく
【染め方】
①シルクのスカーフ生地を40度のお湯(洗面器やボウルを使う)に20分ほど漬け込んでおく
②①をしぼり、ジップロックの中に入れる。洗濯網もジップロックに入れチャックを開ける
③ミキサーに藍の葉と水を入れて15秒~30秒トロトロにさせる。(バイタミックスを使うとあっという間)
④③を②の洗濯網に入れ、洗濯網を絞り、スカーフを藍の汁で浸す。なるべく真空状態にさせてジップロックを閉じ、袋の上からよくもみこむ。20分は漬け込みましょう!(長すぎても意味がありません)
洗濯網に藍の汁を入れておけば藍のかすが生地につかず洗うのがラク♪
スカーフを染液できっちり浸し、時たま位置をずらしながらよくもみこみましょう。位置をずらさないと染液に浸っていない部位は薄い色になり、それはそれで綺麗です。しっかり同じ色にしたい方はきちんと染液を生地にいきわたらせましょう。
⑤ジップロックから取り出し軽く絞り、外でパタパタと空気に触れさせ酸化を促す。
化学式→酸化反応(酸化させて青色を出す)
⑥流水で余分な藍色を取り除き、絞って乾かす。
下の写真は左が乾かし始めた時で、右が乾き終わった時。
この順番が実はとーっても重要なのです。
フレッシュの藍染めは化学反応でも表現することができます。化学反応を考えた工程を意識することできちんとインディゴの色がでるので、小学高学年から中学生の自由研究にとてもおすすめです。
恥ずかしながら生藍染め体験講座を簡単な動画にしましたのでご覧いただけるとうれしいです。
藍の花が咲く前にする手仕事です。藍の花が咲いたら色が薄くなります。
藍の花は9月下旬から一気に咲き始めます。
地元湘南藤沢・辻堂で実際に植物を育てながら活用しつつ、アロマとハーブの講師活動をしています。
講座は実体験を踏まえた完全オリジナルですので、他では聞けない(私の感動の発見)内容です。同じテーマであってもご参加者のお顔をみながら引き出しを変えてお伝えしています。
詳しくはコチラをご欄ください↓
開催場所は湘南藤沢・辻堂・引地川の太平橋すぐそばです。
神奈川県藤沢市辻堂太平台2-5-1-105
駐車場2台完備 / 駐輪場あり
目の前の畑でハーブを育てて活用してます。
一年を通したハーブ教室を2021年春から開講し、ご参加者の方一人ひとりに感想を聞いてほしい。一年学んだ方の成長がまぶしいです。
日本の樹木の香りの広がりを私らしく伝えてます。自然の多い田舎に引っ越しちゃった方も何人も出てきました!リアルだけではなくオンラインでも開催しています。

最後まで読んでくださりありがとうございます!
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